軽い接触でも届け出は必要?意外と多い誤解

目次

軽い接触でも届け出は必要?意外と多い誤解

目次

  1. なぜ「軽い接触」でも整骨院への通院が重要なのか
  2. 初期対応の流れ(警察への届け出・医療機関受診・記録)
  3. 整形外科と整骨院の役割の違いと併用の考え方
  4. 事故後によくある症状とリスク(むち打ち・打撲・神経症状)
  5. 整骨院での主な施術内容と通院頻度の目安
  6. 【相談の流れ】ジコまどに連絡すると何が解決できる?
  7. 具体的な事例紹介:34歳女性のケース(早期通院で職場復帰がスムーズに)
  8. よくある誤解Q&A(届け出不要?整骨院だけでOK?)
  9. 参考リンク(公的情報・相談窓口)
  10. 最後に:ジコまどの思い

なぜ「軽い接触」でも整骨院への通院が重要なのか

「バンパーが少し擦れただけ」「転んで擦りむいただけ」——そう感じた事故直後は、緊張やアドレナリンの影響で痛みが出にくいことがあります。 しかし数時間〜数日後に、首・背中・腰の痛み、頭痛、吐き気、手足のしびれ、倦怠感などが出てくるケースは珍しくありません。特に頚椎周囲の筋・靭帯・神経にストレスがかかるむち打ち(頚部捻挫)は、画像検査に異常がなくても機能低下が残ることがあり、放置すると慢性化や再発のリスクが高まります。

整骨院(接骨院)は、骨格・筋膜・関節の機能評価に基づき、急性期〜回復期の保存療法(手技、電療、運動療法、生活指導)を継続的に行える点が強みです。医療機関(整形外科)で必要な検査・診断を受けつつ、日常動作に直結する可動域・筋機能の回復をきめ細かく支えるのが整骨院の役割。早期に適切な頻度で通院を開始すると、痛みの慢性化を予防し、仕事・家事・学業への復帰をスムーズにできます。

初期対応の流れ(警察への届け出・医療機関受診・記録)

1)必ず警察へ届け出る(物損・人身のいずれでも)

軽微だと思っても、警察への届け出は必須です。後から痛みが出て人身事故扱いに切り替える場合、事故の公的記録がないと手続きが難航することがあります。福岡県内の事故統計・傾向は 福岡県警の統計ページ から確認できます。まずは安全確保→警察→相手方の情報交換を行いましょう。

2)医療機関での初診(できれば当日〜48時間以内)

整形外科などで診察・画像検査(必要時)を受け、診断書や初診日の記録を残します。これが後の回復計画、学校・職場への説明、保険上の手続きの基盤になります。初期に痛みが軽くても受診しておくことが重要です。

3)症状・生活への影響をこまめに記録

痛みの強さ(0–10)、出現時間帯、動作(起床・デスクワーク・家事・運転)との関連、服薬・睡眠の状況をメモに残しましょう。整骨院での評価や自宅ケア指導の精度が上がり、回復の可視化にも役立ちます。

整形外科と整骨院の役割の違いと併用の考え方

医療機関(整形外科)の役割

  • 診断(骨折・靭帯損傷の有無、神経学的所見の確認)
  • 必要時の画像検査(X線・MRI等)と投薬
  • 就業・通学配慮、診断書発行、専門医紹介

整骨院の役割

  • 筋・関節・神経の機能評価と段階的な回復プログラム
  • 手技療法・電気刺激・温冷・運動療法・姿勢/動作再教育
  • 生活指導(睡眠・デスク環境・通勤姿勢・自宅セルフケア)

両者の併用が理想的です。医療機関で「構造的異常の有無」を確認しつつ、整骨院で「機能の回復」を積み上げます。診断がついたうえでの適切な頻度・負荷管理が、最短距離での社会復帰につながります。

事故後によくある症状とリスク(むち打ち・打撲・神経症状)

むち打ち(頚部捻挫)

頚部周囲の筋・靭帯の微細損傷で、痛み・可動域制限・頭痛・眼精疲労・集中力低下などが生じます。初期は炎症管理と過度な負荷回避、中期からは深部層の筋賦活や肩甲帯の協調性改善、後期は復職動作(PC作業・運転・育児)に合わせた動作最適化を行います。

腰背部痛・骨盤周囲の不調

シートベルトや衝撃による体幹の緊張で、起床時痛・長時間座位の苦痛・くしゃみや前屈での痛みが目立ちます。骨盤帯の安定化エクササイズやハムストリングス・股関節可動域の再構築が有効です。

末梢神経症状(しびれ・冷感など)

頚椎由来の放散症状や胸郭出口周辺の緊張が関与する場合があります。神経モビライゼーションや姿勢調整、呼吸再教育を組み合わせ、過敏な組織に配慮しながら段階を追って改善します。

整骨院での主な施術内容と通院頻度の目安

評価と計画立案

問診(痛みの推移・生活制限・仕事/家事内容)→姿勢・可動域・筋力・協調性の評価→短期/中期/長期目標の設定を行い、週単位で見直します。「何ができないか」「何ができるようになりたいか」を明確にします。

主な施術

  • 手技療法:筋筋膜リリース、関節モビライゼーション、トリガーポイントの鎮静
  • 物理療法:電気刺激、温熱/冷却、微弱電流などの疼痛管理
  • 運動療法:頚部深層筋トレーニング、肩甲帯/体幹の安定化、呼吸・歩行の再教育
  • 生活指導:作業姿勢、座面/モニター配置、睡眠時の枕・体位、入浴・ストレッチ

通院頻度の目安

急性期(0–2週)は週2–3回、亜急性期(3–6週)は週1–2回、回復期(7週以降)は週1回〜隔週でのメンテナンスが一般的です。症状や業務負荷によって調整します。

📞 ジコまど相談窓口: https://jikomado.com/

事故後の通院計画づくりや医療機関・整骨院の選び方にお困りなら、まずはお気軽にご相談ください。

【相談の流れ】ジコまどに連絡すると何が解決できる?

1)状況の整理と優先順位づけ

事故日・受診歴・現在の症状・生活への影響・学校/職場の事情などをヒアリングし、「今なにを先にやるべきか」を一緒に整理します。痛みが強いときほど、やることの順番がわからなくなりがち。まずは不安の可視化から。

2)医療機関・整骨院の選定支援

通いやすさ(距離・受付時間)と専門性(頚部・腰部・スポーツ障害など)を踏まえて、併用しやすい通院動線をご提案。セカンドオピニオンや画像検査の検討も視野に入れます。

3)記録と生活指導のテンプレ提供

痛み日誌、勤務調整の伝え方、学業への配慮依頼の文例など、そのまま使えるテンプレをお渡しします。セルフケア動画・チェックリストで、自宅でも再現できる取り組みを増やします。

4)専門家連携

必要に応じて弁護士・行政書士・修理工場等と連携し、ワンストップの伴走を行います。なお、ジコまどは保険交渉を行いません。その分、中立的な立場で情報整理と手続きの見通しづけに注力し、「あなたが自分の選択を納得して進められる」よう支援します。

具体的な事例紹介:34歳女性のケース(早期通院で職場復帰がスムーズに)

【状況】 福岡市在住・34歳・事務職のAさん。夕方の交差点で軽乗用車と接触し、車体の損傷は軽微。事故直後は「大丈夫」と思い帰宅したものの、翌朝から首の痛みと頭痛、右肩のだるさが強く、PC作業で悪化。
【初期対応】 翌日に整形外科を受診し、頚部捻挫の診断。勤務先へ状況を説明し、1週間は短時間勤務へ。受診当日にジコまどへ相談をいただき、整形外科+整骨院の併用を提案。通院動線と予約時間帯を一緒に調整し、仕事と両立できるスケジュールを作成。
【整骨院での計画】 急性期2週間は週2–3回。手技と電療で疼痛緩和、頚部深層筋の軽負荷トレーニングを開始。3〜6週は週1–2回に減らし、肩甲帯の協調性と体幹安定化、デスクワーク用の姿勢指導を強化。
【成果】 3週で頭痛の頻度が週4回→週1回に減少、頚部回旋可動域が右45°→60°に改善。6週でPC作業6時間連続でも痛みが出にくくなり、職場復帰がスムーズに。本人の感想は「痛みの波に合わせて負荷を調整できたのが安心」。
【ポイント】 軽微な接触でも、翌日以降に症状が顕在化することがある。早期受診・早期通院・生活指導の三点セットが、回復の近道でした。

よくある誤解Q&A(届け出不要?整骨院だけでOK?)

Q1:軽い接触なら警察へ届け出なくて良い?

いいえ、届け出は必要です。後日症状が出たとき、事故の事実関係が不明確だと対応が難しくなります。まずは安全確保のうえで警察へ連絡し、状況を記録してもらいましょう。

Q2:整骨院だけに通えば十分?

基本的には医療機関の初診を推奨します。骨折・重篤な損傷がないかの確認は医師の領域だからです。そのうえで、整骨院で機能回復を丁寧に積み上げるのがベストです。

Q3:仕事や家事で忙しくて通えない…

通院頻度は段階的に調整可能です。急性期だけ集中的に、その後は間隔をあけるなど、生活に馴染む計画をご提案します。自宅ケアや職場・学校への伝え方もサポートします。

Q4:ジコまどは何をしてくれる?保険の交渉は?

ジコまどは保険交渉を行いません。その代わり、中立的な立場で状況整理、通院動線づくり、専門家紹介、手続き情報の提供を行い、あなたが納得して進められるよう伴走します。必要に応じて弁護士・行政書士・修理工場等と連携します。

最後に:ジコまどの思い

事故は、痛みだけでなく、仕事・家事・学業・人間関係にも影響します。だからこそ私たちは、早期の受診と計画的な整骨院通院で、あなたの毎日を少しでも早く取り戻すお手伝いをしたいと考えています。
ジコまどでは交通事故に関する悩みをなくしたい——その思いで、今日も一人ひとりの状況に寄り添い、必要な情報と伴走を提供します。気になる症状がある方、手続きや通院の進め方に迷う方は、どうぞこちらから、または上の【無料相談】公式LINEよりお気軽にご相談ください。あなたの回復と安心に、現実的で続けられる選択肢を一緒に見つけていきましょう。

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